全脊柱アライメントと骨盤アライメントの関係の解明

自主臨床研修 − 研究課題 −

実施期間 2022年12月31日まで
研究機関 大阪大学大学院医学系研究科運動器医工学治療学寄附講座
大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学
主任研究者 菅野伸彦
研究目的 多くの場合、姿勢による骨盤の矢状面の傾斜はあまりかわらないが、稀に大きく変化することがある。下肢、特に股関節疾患と腰椎との関係は以前から知られており、骨盤の動態解析をする上で、下肢だけでなく体幹も含めた解析が必要である。術前検査のX線像を用いて骨盤傾斜と全脊柱の形態との相互作用を冠状面、矢状面について検討する。
対象と方法 2010年1月以降、当院で股関節手術をうけた症例を対象とする。
術前検査にて撮影された、X線(全脊柱立位X線2方向、股関節X線像)、術前計画用CT画像を用いる。
意義 骨盤傾斜の姿勢による変化に影響を及ぼす体幹の因子を解明することができる。
Hip-Spine Syndromeの病態を解明することで、体幹と骨盤、下肢の相互関係を把握することができ、理学療法などの保存療法を施行している症例に有効利用できる可能性がある。
プライバシーの保護 研究対象者のデータは個人情報を厳重に管理(匿名化など)した上で保存する。
研究への参加を拒否する場合 ご自身のデータを研究に使ってほしくないとお考えの場合には、ご連絡ください。
本研究に関する
問い合わせ先
大阪大学大学院医学系研究科運動器医工学治療学:
菅野伸彦(06-6879-3271)