大規模多施設研究による脊椎後縦靭帯骨化症の画像所見と臨床症状の関連調査

患者の皆様へ
現在、整形外科では、「大規模多施設研究による脊椎後縦靭帯骨化症の画像所見と臨床症状の関連調査」に関する研究を行っています。今後の治療に役立てることを目的に、この研究ではレントゲン、CT、MRI検査を受けられた患者様の診療情報、医療画像などを利用させて頂きます。診療情報などがこの研究で何のために、どのように使われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。

1.研究課題名

「大規模多施設研究による脊椎後縦靭帯骨化症の画像所見と臨床症状の関連調査」

2.研究の意義・目的

脊椎OPLL患者の画像上骨化程度と臨床症状の関連性を解析するために大規模調査を行うことで、より信頼性の高い医学的根拠を見つけることが可能となり、今後の脊椎後縦靱帯骨化症治療の発展に寄与することが期待されます。

3.研究の方法

脊椎後縦靱帯骨化症患者を対象に、当院及び研究班参加施設にて、研究実施許可日から2025年3月31日まで、対象者の登録を行い、臨床症状や画像所見などを前向きに調査します。そのデータと、2011年1月1日以降に受診された患者の後ろ向きデータを集積し、研究します。
日本整形外科学会評価基準等を使用し、骨化の広がりや脊柱管への圧迫程度などをデータから評価します。またこれらの情報をもとに患者さんの画像的な骨化の状態と症状の関連解析を行います。登録する情報は神経症状、画像検査(レントゲン、CT等)です。
収集した情報は事務局データベースserver内に、電子ファイルとして最低10年間、保管されます。

4.個人情報の取り扱いについて

本研究で得られた個人情報は、匿名化して管理し外部に洩れることのないように厳重に管理します。研究成果の発表にあたっては、患者さんの氏名などは一切公表しないこととします。データ等は、東京医科歯科大学大学院医学研究院整形外科の施錠された部屋で保管されます。

5.外部への試料・情報の提供

当院及び研究班参加施設で調査された画像データや臨床症状などを医科歯科大学でに集約します。

6.研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について

ご協力頂けない場合には、原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。

7.研究組織

実施責任者

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 整形外科学分野 平井 高志
〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45
電話:03-5803-5279(整形外科医局)

参加施設

  • 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科整形外科学(平井高志)
  • 千葉大学大学院医学研究院 整形外科学(古矢丈雄)
  • 新潟大学整形外科(渡辺慶)
  • 滋賀医科大学整形外科学(森幹士)
  • 山口大学大学院医学系研究科整形外科学(西田周泰)
  • 慶應義塾大学医学部整形外科学(名越慈人)
  • 名古屋大学大学院医学系研究科整形外科(今釜史郎)
  • 大阪大学大学院医学系研究科整形外科(海渡貴司)
  • 金沢大学医薬保健研究域医学系・整形外科学(加藤仁志)
  • 筑波大学医療系学部整形外科学(山崎正志)
  • 富山大学大学院医学薬学研究部整形外科学(川口善治)
  • 福井大学医学部器官制御医学講座整形外科学(中嶋秀明)
  • 東京医科大学整形外科学(松岡佑嗣)
  • 弘前大学整形外科(和田簡一郎)
  • 岡山医療センター整形外科(竹内一裕)
  • 自治医科大学医学部整形外科学(木村敦)
  • 山梨大学院医学工学総合研究科整形外科学(波呂浩孝)
  • 東北大学学院医学研究科整形外科(小澤浩司)
  • 東海大学医学部外科学系整形外科学(加藤裕幸)
  • 浜松医科大学整形外科学(松山幸弘)
  • 群馬大学医学部整形外科(筑田博隆)
  • 埼玉県済生会川口総合病院整形外科(坂井顕一郎)
  • 順天堂病院整形外科(井上久)・膠原病内科(田村直人)

当院における研究者連絡先(研究責任者)と連絡先 :

大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(整形外科) 海渡 貴司
〒565-0879 大阪府吹田市山田丘 2-2
大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(整形外科)
電話 : 06-6879-3552
FAX : 06-6879-3559
(対応可能時間帯:平日 9:00~17:00)