特定大規模施設での特発性大腿骨頭壊死症(ONFH)に対する人工関節置換術の調査

研究目的・方法 厚生労働省ONFH研究班では、「特定大規模施設での特発性大腿骨頭壊死症(ONFH)に対する人工関節置換術の調査」を実施しております。この調査によって耐用性が劣り再手術を要するようになりやすい人工関節の機種、手術方法、患者様の特徴などや、合併症の頻度が高くなる条件などが見つかる可能性があります。そのようなことが見つかった場合、それに該当する方に注意を喚起するとともに、対策が可能となり、手術の耐用性を向上させ合併症を減らすことに役立つと期待されます。
研究期間 研究機関の長の実施許可後 ~ 2030年 3月 31日
研究対象者の範囲 対象となる方は、1996年1月1日~2030年3月31日の期間に、「研究機関の情報」に列挙する機関の整形外科で特発性大腿骨頭壊死症と診断された方、他院で特発性大腿骨頭壊死症と診断後に当該機関を受診された方、特発性大腿骨頭壊死症により当該機関で手術を受けられた方です。1996 年1月から調査(1 月に行う予定)の前年 12 月までに行った ONFHに対する初回人工物置換術例の術後経過について調査します。
利用又は提供する
試料・情報の項目
あなたの病気に関する診療情報(カルテに記載されている検査結果など)を、本調査のために使用させてください。
あなた個人に、お電話などで直接問い合わせることは一切ありません。
調査は、あなたの主治医が、カルテに記載されている検査結果などを、所定の調査票に記入することにより行います。
調査票は、情報を統括している諏訪赤十字病院整形外科へ送られ、データベース化され、集計されます。データベースは、下記共同研究機関のうち一部の機関にも提供され、詳しい分析が行われます。
利用者の範囲 □自施設のみ
■共同研究機関に試料・情報を提供する
□共同研究機関から試料・情報の提供を受ける
□自施設が共同研究の代表施設である
■他施設が共同研究の代表施設である
■研究成果を公表する
研究機関の情報 共同研究機関一覧(研究責任者名)【50音順、2021年1月現在】
1 旭川医科大学(伊藤 浩)
2 愛媛大学(間島直彦)
3 大分大学(加来信広)
4 大阪大学(安藤 渉、菅野伸彦)
5 大阪市立大学(大田陽一)
6 金沢大学(加畑多文)
7 金沢医科大学(兼氏 歩)
8 関西労災病院(小川 剛)
9 九州大学(中島康晴)
10 京都大学(松田秀一)
11 京都府立医科大学(上島圭一郎)
12 独立法人国立病院機構大阪医療センター(三木秀宣)
13 佐賀大学(馬渡正明)
14 札幌医科大学(名越 智)
15 昭和大学藤が丘病院(渡邉 実)
16 諏訪赤十字病院(小林千益)
17 千葉大学(中村順一)
18 東京大学(田中 栄)
19 東京医科大学(山本謙吾)
20 東京医科歯科大学(宮武和正)
21 獨協医科大学埼玉医療センター(神野哲也)
22 長崎大学(尾崎 誠)
23 名古屋大学(関 泰輔)
24 広島大学(庄司 剛士)
25 北海道大学(髙橋大介)
26 三重大学(須藤啓広)
27 宮崎大学(帖佐悦男)
28 山形大学(高木理彰)
29 山口大学(坂井孝司)
30 横浜市立大学(稲葉 裕)
31 琉球大学(仲宗根哲)
諏訪赤十字病院・整形外科では、上記1~31の機関からの情報をとりまとめ、データベース化し、集計します。
代表施設・研究代表者 諏訪赤十字病院 整形外科 副院長兼整形外科部長 小林 千益
研究成果を公表する方法 研究の対象となる方を特定できないようにした上で、学会や学術雑誌等で公表します
試料・情報の提供方法 個人の情報は厳重に管理します。調査票には、「氏名、住所、電話番号」など、すぐに個人を特定できる情報は記載しません。ご提供いただいた情報は、個人が特定できないような単なる数字の情報に置き換えて厳重に管理します。調査結果を公表する場合も、個人名が出ることはありません。
試料・情報の管理について
責任を有する者の
氏名又は名称
大阪大学大学院医学系研究科 運動器医工学治療学・担当:安藤 渉
拒否機会の保障 本研究の対象者の方は、主治医または問い合わせ先に連絡することによっていつでも本研究への参加を拒否することができます。また、研究への参加を拒否されても、診療に関する不利益等を受けることは一切ありません。
参加拒否のご希望や、調査に関するご質問がございましたら、主治医または下記までお問い合わせください。
拒否を受け付ける方法 大阪大学大学院医学系研究科 運動器医工学治療学・担当:安藤 渉
電話:06-6879-3271