山下 勝成 先生

平成31年入局

こんにちは、平成29年卒の山下勝成と申します。

写真1 | 山下 勝成

私は平成31年に大阪大学整形外科に入局し、大阪警察病院で後期研修をスタートしました。

大阪警察病院では、1年目から初診の外来患者さんを診察します。腰痛やしびれ、交通外傷などで受診してくる患者さんを一から診察し、治療の判断を行います。骨折の場合など、手術が必要であれば自分で執刀することもできます。上級医には肩や股関節といった各分野のスペシャリストが揃っており、丁寧に指導してくれるので安心して手術に臨むことができます。術後リハビリを行って退院された後も、外来で継続して経過を診ていきます。レジデント1年目でもここまでできるのは、整形外科の魅力の一つと言えると思います。

続いてレジデント2年目は、大阪国際がんセンターで研修をしました。肉腫という全身の骨や軟部組織から発生する悪性腫瘍などを扱っています。肉腫は罹患率が10万人に数人と非常に少なく希少がんとされており、なかなか研究が進みにくい疾患です。新しいエビデンスを構築して、患者さんにより良い治療を提供できるよう、整形外科一丸となって活発に治療や研究に取り組んでいます。以下の写真のように3Dプリンターで作成した模型骨を使って術前の準備を行ったり、難症例に対しナビゲーションを活用した手術を行ったりもしています。

写真2 | 3Dプリンターで作成した模型骨

後期研修ではこうして関連病院をローテートし、様々な経験を積んでいきます。

大阪大学整形外科に興味を持ってくれた方は、ぜひ大学や関連病院に一度見学に来て実際の雰囲気を感じてください。お待ちしています!