山川 大輔 先生

平成30年入局

みなさん、はじめまして!

平成28年大阪大学卒、平成30年入局の山川大輔と申します。

私は初期研修2年間を大阪警察病院で過ごし、そのまま同病院で整形外科後期研修を1年、その後堺市立総合医療センター、住友病院と1年毎に異動し、現在大阪大学医学部附属病院で研修をしております。

そんなに毎年異動で大変じゃない?と思われる方もいるかもしれませんが、私はあまりそう感じません。むしろいい点があるので紹介したいと思います。

整形外科では全身の筋骨格系につき幅広く取り扱う必要があります。肩、上肢、脊椎、股関節、膝関節、足部と細かく領域に分かれており、また関節リウマチも扱いますし、骨粗鬆症治療も行います。原発性の骨軟部腫瘍もあれば、転移性骨腫瘍もあります。小児の骨代謝、奇形も扱い、外傷については成人とは異なる知識が必要です。こういったきわめて多岐にわたる部位、疾患に触れる機会は、1つの病院で勤務するだけでは決して網羅できません。病院によって得意分野があります。大阪大学医局の関連病院は大変数多く、1年毎に様々な特徴の病院間を異動しながら幅広い経験ができる研修プログラムとなっています。

また、同じ疾患、同じ手術でも指導医により考え方の違う部分があったり、やり方が違ったりします。1年毎に別の指導医から学ぶことで、多角的な視点を身に着けることができます。環境を変え新たな気持ちで頑張れる、というのもいい点と思っています。

最後に、何か困ったときに相談できる人脈が広がります。ちょっとしたアドバイスをもらうだけでも、臨床の現場ではずいぶん楽になる場面が多々あります。様々な領域におけるスペシャリストの助けを借りることができることは、非常に大きな強みとなります。

大阪大学整形外科医局のいいところはもちろん他にもたくさんありますが、今回は後期研修で1年毎に異動していくことのメリットについて述べてみました。

ぜひこれを読んでいただいたみなさんと一緒に働ければ幸いです。お待ちしています!