• ホーム
  • 個人情報保護方針
  • サイトポリシー
  • サイトマップ
  • English
クリニック紹介 研究・業績

診察内容

診察内容のご案内です。

変形性股関節症や大腿骨頭壊死症などの股関節関連疾患による機能障害に対し、骨切り手術・人工股関節置換術などの様々な手術治療を、大阪大学医学部附属病院および関連施設にて実施しております。同時に、これらの手術治療の確実性、安定性を高めるための先端的な医工学技術を応用したコンピュータナビゲーションシステムの開発・臨床導入、日本人の骨形態の基礎解析による知見を元にデザインされた日本人の骨形態にあった新しい人工関節システムの開発・導入、厚生労働省指定難病の一つである大腿骨頭壊死症の病態解明などの多角的な研究を推進しています

より正確で安全な手術を行い、高い治療効果がえられるよう、以下のような治療決定法・治療技術を取り入れています。

治療の決定(各患者様に最適な人工関節の選択)

人工関節置換術においても、疾患・股関節形態・骨質・年齢・活動性などに応じ、最適な人工関節の固定法や求められる耐久性・可動域(関節の曲がる範囲)・安定性は異なります。一つの手術法、人工関節機種に固執することなく、各患者様の股関節に最適と考えられれる固定法(セメント非使用/使用)、デザイン(人工股関節全置換術、表面置換型全置換術、人工骨頭置換術)、材質(各種金属合金、セラミック、高分子架橋ポリエチレンなど)を用いた人工関節を選択します。

治療の決定(Computer術前計画)

手術前にCT画像検査データより各症例の3次元股関節形態をコンピュータ内に再構成し、的確な骨切り手術、良好な人工股関節の固定性や可動域がえられるよう、骨切り位置・角度の設定、人工関節の設置位置や機種などの術前検討をおこないます。

治療の決定(Computer術前計画)
治療の決定(Computer術前計画)
治療の決定(Computer術前計画)

治療技術(MIS*)

股関節周囲の重要な組織(皮膚・筋肉・骨など)の切開・切除量を少なくすることにより、

  1. 生体組織をなるべく温存し、
  2. 手術後の疼痛をやわらげたり機能回復を促進する効果を期待した治療概念です。

私たちは以下の点を注意しながら、患者様にとって最も有益となる低侵襲手術にとりくんでいます。

*MISの概念は日本より先に普及した米国でも、Minimally Invasive Surgery (最小侵襲手術)、Mini-incision Surgery (最小皮切手術)など整形外科医によって異なり統一されていません。

MISの重要なトライアングル

MISにより術後疼痛や入院期間が短くなる効果が提唱される一方、信頼される英語論文報告では、短い皮切長(皮膚切開の長さ)の手術が従来の皮切長の手術と比べ、効果に差がみられないとする報告や、逆に皮切長を短くすることにより人工関節の不良な設置位置、大腿骨骨折の発生、創の治りが悪い、などの合併症の頻度が高くなるとする報告も多くみられます。

MISの重要なトライアングル

私たちのMISの取り組み

  1. 皮切長は人工関節の設置位置や合併症の発生に影響をおよぼさないよう配慮しながら、一般的に7cm- 12cmの範囲で、関節の硬さや変形の度合いに応じて使い分けています。
  2. 症例に応じ、骨のダメージが少なくなるような表面置換型の人工関節や、短い長さで大腿骨の形に適応した人工関節を使用しています。
  3. 人工関節を良好な位置に設置することは、人工関節の長期耐久性や、脱臼などの合併所の予防に最も重要な要因と考えています。短い皮切長でも人工関節を良好な位置に設置できるよう、多くの症例でNavigation 手術を導入しています。

治療技術(Navigation手術)

経験のある専門医においても、骨切り手術における骨切り位置・角度、人工関節の設置位置にはある程度のばらつぎがあることは報告されております。
不良な骨切り位置・角度、人工関節の設置位置は、耐久性の短縮、脱臼などの合併症のリスクを高める要因となります。
Computer術前計画と連動したNavigation手術をおこなうことにより、高い精度で各患者様にとって最適な骨切り位置・角度、人工関節の設置をおこなうことが可能となります。

治療技術(Navigation手術)

治療技術(クリティカルパス)

良好な機能回復を達成するためには、手術行為のみならず手術後のリハビリも重要な治療過程となります。術前・術後の準備・治療手技・リハビリ過程を、わかりやすく一覧表にして患者様に提供することにより、患者様と医療スタッフが共に理解しながら各治療ステップをすすめていくことができます。