
手関節内変形治癒骨折* の患者様を対象に治験を実施しています。
(* 橈骨遠位端骨折の関節内変形治癒)
対象疾患、従来の治療法の説明
対象疾患:関節内変形治癒骨折(手関節)
関節内に段差や間隙を残して癒合した関節内変形治癒骨折は将来的に末期変形性関節症から関節機能の廃絶に至ります。
治療法の説明
カスタムメイド手術ガイドを用いた新しい治療法
カスタムメイド手術ガイドを用いた関節内骨切り手術
- CT画像データから個々の患者さんに適合するよう設計、製造された骨切り手術用の樹脂製のガイドです。
- 関節面の変形治癒部にむけて骨切りを行います。
被験者の募集
整形外科では医師主導治験を実施しており、参加して下さる患者さんを募集しています。
治験の概略
- 本治験では、カスタムメイド手術ガイドを用いて関節内の骨切りを行って関節面の段差や隙間を小さくできるか確認します。
- その後、CTやX線画像で関節面の適合性、骨癒合を、また、手関節機能の回復などを52週間にわたって経過観察します。
対象となる患者さん(参加のための主な基準)
- 手関節内の変形治癒骨折を認める方
- 手関節内の骨折受傷後3ヶ月以上を経過している方
- 18歳以上、75歳以下の方 など
参加にはこの他にも条件がございます。
募集期間
- 2020年10月 ~ 2022年03月
治験実施医療機関
- 大阪大学医学部附属病院
- 北海道大学病院
- 慶應義塾大学病院
- 名古屋大学医学部附属病院
詳しい説明を希望される方へ
- 整形外科外来での診察あるいは下記のメールアドレスへお問い合わせ下さい。
- メールアドレス:cgia-toiawase@dmi.med.osaka-u.ac.jp
- jRCTにて治験実施計画書の概要を公開しています。
https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCT2052200081